ここまで身体を張ったネタを見せてくれるとは! ヒコロヒーとパーパーのあいなぷぅが見せた文豪ネタに、視聴者が拍手喝采だったようだ。
11月10日放送の「有吉の壁」(日本テレビ系)では、明治36年に設立された日本最古の本格的ワイナリーを舞台に、<おもしろ明治の人選手権>を開催。ここでヒコロヒーが与謝野晶子を、あいなぷぅが樋口一葉を演じる女流文豪ネタを披露した。二人の活動時期が被っていないことが内緒なのはもちろん番組のお約束だ。
噴水の前で鉢合わせした着物姿の二人。まずはヒコロヒーが「一葉、テメエなんかワケわからん本書いてばっかりだよ」と先制攻撃だ。あいなぷぅも負けじと「なんだよ晶子。おめえなんて弟使って卑怯な詩、書きやがってよ」と反論。教科書でもおなじみの「君死にたまふことなかれ」を引き合いに出したなかなかウィットに富んだ返しとなっていた。
するとヒコロヒーは、著名な詩をバカにされた怒りからか「文学的やろうが、何が卑怯やねん!」と激怒。持っていた本であいなぷぅの頭を殴打し、さらには袖をつかんで噴水に投げ落とすという暴挙に。これにはMCの有吉弘行も「ひでぇ!」と大笑いしていた。
水浸しになったあいなぷぅは「おい! 何してくれてんだよ」と逆上し、ヒコロヒーと引っ張り合い。「お前も来い!」と、自分もろとも噴水の中に引きずり込んだ。噴水の中で二人が仁王立ちになると、あいなぷぅは「こっちはな、野口英世より上の札なんだよ。お前、札になってんのか!?」と、自分が五千円札になっていることを得意げにアピール。手で水を浴びせかけられて呆然としたヒコロヒーは「野口何してんねん!」とヤツ当たりしていたのだった。
「びしょ濡れになるネタが相当ツラい季節のなか、この二人がここまで身体を張ったネタに挑戦したことがまず驚きでしたね。とくにヒコロヒーは言葉を巧みに操るネタを得意としていますから、それがまさかパンサー尾形ばりの水濡れネタに挑むとは、度肝を抜かれた視聴者も多かったことでしょう」(芸能ライター)
そんなヒコロヒーは身体を横倒しにする体勢で噴水の中に倒れ込んでいた。下半身に加えて左半身もズブ濡れとなり、濡れた着物が肌に張り付く様子は、これまであまり見せたことのない艶っぽさも感じさせたに違いない。
「さらには濡れ髪も艶っぽさを演出することに。二人ともウィッグではあったものの、頭の左側まで水に没していたヒコロヒーはすっかり乱れ髪になっており、かつて見せたことのない艶気を発していたのです」(前出・芸能ライター)
この「有吉の壁」ではセーラー服姿のスケバンや、黒いピッタリスーツに身を包んだチャーリーズエンジェルなど、他では観られない姿を披露しているヒコロヒー。次の放送ではどんな扮装になるのか、今から楽しみなファンも多いことだろう。