藤田ニコル、ドリフト駐車成功の秘訣はベンツ選びにあった!?

 運転免許の取得からわずか7カ月で華麗なドリフト駐車に成功! 藤田ニコルの運転テクニックに驚きと称賛の声が集まっているようだ。

 ニコルは11月15日放送の「クイズ!THE違和感」(TBS系)にて、名物企画のドリフト駐車に挑戦。これは時速40キロでの走行から急ハンドルを切って車体をドリフトさせ、車庫を模したスペースにピタリ駐車できるかどうかを争うものだ。

 今回はニコルのほか中川翔子、鈴木亜美、鈴木杏樹の計4人が挑戦。練習では鈴木亜美がピタリと枠線内に収めたものの、一人二回ずつの本番走行ではニコルただ一人が初挑戦にして成功していたのである。

「本番に強いタイプと自信を見せるニコルは、練習時からすでにセンスの良さを発揮。本番1回目では車庫の奥側を破壊してしまったものの、車体そのものはキレイに反転しており、可能性を感じさせました。そして2回目ではドンピシャのタイミングで車体を回転させ、入り口と反対側の壁にもぎりぎり触れない位置で停車。見事にドリフト駐車を成功させていたのです」(乗り物ライター)

 ニコルは自身のインスタグラムにも駐車成功の動画を掲載。テレビ放送とは別の角度から全景を収めた動画では、成功の一部始終を確認することができる。本人は「足でサイドブレーキぎゅいんって踏むの難しかったけど楽しかったです」と綴っていたが、実はそこに成功の秘訣があったというのだ。

「ドリフト駐車は旋回時にサイドブレーキ(パーキングブレーキ)をしっかりと作動させ、後輪をロックさせることで横滑りさせるのがコツ。このロックが甘いと車体がくるっと周ってくれないのです。ロケで使った車両は足踏み式のサイドブレーキを装備しており、指導役のプロドライバーは『これを車庫前で一気にギュッ』と説明。ニコルはその説明に従い、しっかりとサイドブレーキを踏み込めていたのが勝因の一つでしょう」(前出・乗り物ライター)

ドリフト駐車対決では鈴木亜美も車体がわずかに壁に接しただけの惜しい場面があった。©TBS

 実は、ニコルが駆る愛車の「メルセデス・ベンツGLB 200d 4MATIC」には足踏み式のサイドブレーキは装着されていない。同モデルは電磁式のサイドブレーキを採用しており、エンジン停止時などに自動的に作動。自分で作動させる場合は手元のレバーを前後に動かすだけであり、足踏み式のように力を込めて踏んだり、スティック式のように思いっきり引き上げるといった動作が不要となっている。

 逆に言えばニコルは、サイドブレーキを思いっきり踏むことへの抵抗感がないことから、指導ドライバーの指示通り、ギュッと踏み込むことができていたのかもしれない。ただそれが理由なら、中川翔子も同じように電磁式のサイドブレーキを採用したベンツの電気自動車に乗っており、条件は同じだったはずだが…。

「電気自動車ではアクセルペダルを戻すことでブレーキ代わりになる“ワンペダルドライブ”を実践している人も多いもの。中川は2年前に運転免許を取得し、初めての愛車がベンツの『EQA250』という電気自動車なので、おそらくフットブレーキすらもあまり使わないドライブが染みついていそうです。そうなってくると、ドリフト走行のようにギュンとサイドブレーキを踏んだり、最後にフットブレーキで完全に動きを止めるといった操作はなかなか難しいはず。どうやら電気自動車のオーナーゆえに、ドリフト駐車は難しかったのではないでしょうか」(前出・乗り物ライター)

 練習時には「考えるより思いっきりみたいな感じですね」と語っていたニコル。芸能界を生き抜いてきたその思いっきりの良さが、今回のドラフト駐車で力を発揮したのかもしれない。