放送中のNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」にて12月6日、女優の岡田結実が女中役で出演。その意外なハマりぶりが好評だという。
岡田が演じる女中の雪衣は、主人公の安子(上白石萌音)が身を寄せる夫の実家、雉真家に奉公。安子とその娘るいの世話を任されている。働き者の雪衣を夫の弟である勇(村上虹郎)は信頼しているが、当の雪衣は勇に対して何かしらの感情を抱いている様子だった。
「どうやら雪衣は勇に恋心を抱いているようです。勇は兄嫁の安子に好意を抱いていますが、二人が仲良さそうにしている姿に雪衣が複雑な表情を浮かべる場面も。どうやら今後、雪衣と安子の間でひと悶着起こりそうな気配も感じますね」(テレビ誌ライター)
バラエティタレントとしての評価が高い岡田だが、女優としても複数のドラマで主演を務めた経験があり、本人は女優に軸足を移したい様子。だが父親で芸人の岡田圭右譲りのパッチリとした目元が印象的なこともあり、現代劇はともかく戦後の昭和を舞台にした本作では、果たして作品にとけこめるのかという不安の声もあったようだ。
「出演前には疑問の声もあがっていた岡田の出演ですが、いざ出演回が放送されると視聴者からは絶賛の声が続出。《あんなに和服と割烹着がハマるとは思わなかった》《昭和の女が似合ってる!》などと、いい意味で期待を裏切られたと評判なのです。たしかに派手な顔つきではあるものの、それは目元の印象が強烈だから。全体的には古風さも感じさせるタイプであり、若い女中の役はむしろ適任ではないでしょうか。このキャスティングはさすがNHKの朝ドラだと感心してしまいます」(前出・テレビ誌ライター)
これまでの出演ドラマはいずれも、コミカル要素を入れ込んだ現代劇。その岡田が今回の「カムカムエヴリバディ」出演で、繊細な演技もできる昭和顔の女優という新たな評価を手に入れるのかもしれない。