aikoがライブ中に結婚報告!ガチ恋男子号泣のなかファンを感動させたポイントとは?

 12月14日の全国ツアーファイナル公演で、結婚していたことをサプライズ発表した歌手のaiko。2日後の16日深夜にはラジオ番組「ナインティナインのオールナイトニッポン」でaiko自ら生報告していた。

 14thアルバム「どうしたって伝えられないから」を引っ提げての全国ツアー「Love Like Pop vol.22」は延期に延期を重ねるなか、最終的には一つも中止になることなく、最終日まで走り切ることができた。そして迎えた12月14日の東京公演。ファンが久しぶりに会えるaikoの歌声に聴き惚れるなか、突如行われた結婚発表。

 そのサプライズ発表の瞬間、会場はどんな雰囲気だったのか。そしてファンはその結婚発表をどう受け止めていたのか。現場の様子をお届けしたい。

結婚発表に先立った歌われた「ボーイフレンド」

 aikoのライブでは、来場者に気さくに話しかけるのが定番。今回もアリーナのファンに「え〜! 彼氏と初参戦なん?」と声をかけ、そのカップルが前日のライブにも来ていたと話すと「ちょっとイチャつくのやめてくれるぅ? いいや〜ん」と笑う姿があった。今思えばこのやり取りも、サプライズ発表のフリになっていたのかもしれない。

 ライブの序盤でaikoは、今回のツアーには色々なことがあって、思い出がたくさん詰まっているとと吐露。そんなトークも今ではなにやら意味深に感じられる。

 恒例のコールアンドレスポンスは、声を出せないことからaikoが指定したポーズを取ることに。「男子!」「女子!」「そうでない人!」、最後は「全員!」というおなじみの流れにファンは大満足。ラストは12月後半のライブらしく、大掃除を模したポーズで締めくくってみせた。

 するとaikoからは、「こんなにカメラがたくさん入ってね! なんかあるんかもしれないですね」とのコメントが。この時点ではファンも、千秋楽公演だし映像化するのかな? くらいに思っていたことだろう。というか、そもそもサプライズ発表のためにカメラを入れたかどうかも定かではないのだが。

 そしていよいよアンコール。まさか11曲も演るとは思っていなかったが、9月に発売された新曲の「あたしたち」に始まり、次いで「冷凍便」と、本編と同様にバラードとアップテンポが交互にくるラインアップだ。

 そして6曲目。「まだまだいきま〜す!」との声に続いて代表曲「ボーイフレンド」のイントロが流れると、会場の熱気は一気に盛り上がることに。今思えばこの選曲には大きな意味が込められていたのだ。

「ボーイフレンド」の披露後、ライブが終わってしまうのはとても寂しいと明かしたaiko。みんなと一緒にもっと楽しいことを分かち合いたいという彼女は「みなさんご報告です!」と前置きし、「結婚しましたー!!!」と叫んだのだった。

 あまりのサプライズにどよめく会場。大きな拍手が沸き起こるなか、会場の端々からは<え〜!><うそ!><おめでとう!>と、最近の情勢を忘れるほどに声が漏れ出てしまっていたようだ。

 もともとライブで発表したかったものの、コロナ禍の影響でタイミングを逸してしまい、「今日になりました」と報告。バンドメンバーが「おめでとうございます! 万歳!」との声をかけると、客席のファンも一斉に「万歳!」と(声なしで)両手を天に突き上げていた。

 aikoは、心の底から結婚したいと思う人に出会うことができましたと、結婚に至った経緯を説明。多くのファンがほっこりするなか、客席ではガチ恋勢らしきおじ様ファンが周りの様子を気にすることもなくすすり泣きだ。コロナ禍でなければ声をあげて号泣していたのかもしれない。

 ここで気が付いた。結婚発表の直前に歌った「ボーイフレンド」は、「早く逢って言いたい あなたとの色んなこと♪」という歌詞から始まる歌。これはまさに、ファンのみんなにこれから大事なことを告白するよという、彼女なりのメッセージだったのだ。

 そんなaikoの気遣いは、会場での発表と同時刻にモバイルファンクラブのアイコメ(aikoメール)でも結婚を報告したことにも表れていた。報道で知るのではなく、自分から直接ファンに告げたいという想いが込められていた。

 そして結婚発表後で最初に歌った曲は「beat」。こちらの歌詞では「優しい世界の始まり 誰も今のあなたを責めたり出来ない♪」と歌われており、その言葉にあらためて涙したファンも少なくなかったことだろう。

 次の「mix juice」では、歌唱中に「あっ、結婚しました」とハニかみながら語る場面も。さっきまで泣いていたファンもみな、マスクからこぼれ落ちそうな笑顔でaikoを祝福しているようだ。

 アンコールのラストは「be master of life」。曲の途中でaikoは「これからもよろしくお願いしまーーーす!」と、想いを込めて絶叫していた。最後のMCでは、ライブの帰りにご祝儀代わりとして物販を買ってくださいとファンを笑わせる場面も。そんなお茶目なところもまた、彼女らしさの表れだろう。

 スクリーンにはライブの終わりを告げるエンディングムービーが。そのエンドロールに映された「HAPPY END」という文字が少しずつ形を変え、「HAPPY WEDDING OMG!!」という文字に。ライブTシャツにもあしらわれていた「HAPPY END」がまさか、結婚発表の伏線になっていたとは、最後の最後までサプライズを忘れないaikoの想いを、ファンはしっかりと受け止めていたことだろう。

(取材協力:井上七海)