渡辺直美のアメリカ本格進出、他の芸人がマネできないガチな理由とは

 お笑いタレントの渡辺直美が活動拠点をアメリカに移すことを表明した。3月1日に更新したインスタグラムにて明かしたもので、翌2日には朝のワイドショーがこの話題でもちきりとなっていた。

 渡辺はエンターテイメント全般を担当するエージェントのICM社、そしてモデルエージェントのIMG社と契約したことを公表。マネージメントは引き続き吉本興業が担当するという。

「ICMパートナーズはハリウッドで4大エージェンシーの一角を占め、彼女が敬愛するビヨンセも所属している超大手事務所。80年もの歴史を持つ老舗でもあります。映画部門やテレビ部門に加えてミュージック&コメディ部門も抱えており、コンサートやコメディショーといったライブイベントのブッキングも得意にしているのが特徴です。一方のIMGはスポーツ部門にテニスの錦織圭が所属していることでも知られ、モデル部門では世界4大コレクションに数えられる大型ファッションショー『ニューヨーク・ファッション・ウィーク』の運営も担当。いまやお笑いタレントとしての活動に加えてモデルや服飾ブランドプロデュースでも活躍する渡辺にとっては、この2社と契約したのはベストの選択と言えるでしょう」(アメリカ在住歴を持つ芸能ライター)

アメリカを拠点に活動することを報告した渡辺直美。公式インスタグラム(@watanabenaomi703)より。

 アメリカ進出にあたって最善のスタートを切った形の渡辺。芸能界には彼女と同じようにアメリカでの活動を希望するタレントも少なくないが、大手のエージェンシーと契約するのは至難のわざだ。そして渡辺がこれらの契約を勝ち取った裏には、他人がまねできないガチな理由があるという。

「アメリカで芸能活動する際にネックとなるのが芸能ビザの有無。海外ロケ程度ならともかく、現地に拠点を置くためには審査の非常に厳しい芸能ビザが必須となります。その点で渡辺は2019年4月7日に芸能ビザの取得をインスタグラムで明かしています。この芸能ビザを取得するには通常、ハリウッドやブロードウェイといった大舞台での活躍が求められ、日本人だとそれこそ渡辺謙レベルの実績が必要。それを女芸人の彼女が取得したのはもはや奇跡的だと言えるでしょう。お笑いオンリーではなく、ファッション誌のVOGUEなどで活動してきた実績も評価されているはずで、余人がまねできるものではありません」(前出・芸能ライター)

 アメリカのビザは取得後も現地での生活ぶりや活動内容が審査され、実績がないと判断されると更新できなくなる代物。そのためこの2年間にわたり、日本とアメリカを往復しながら現地で活動を続けてきたこともプラスに働いたと推測される。そんな渡辺のアメリカでの活動に期待が高まるところだ。