NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」にヒロイン安子役で出演している女優の上白石萌音に、大きな期待がかけられているという。
その萌音は、大みそかに放送される「第72回NHK紅白歌合戦」への初出演も決定。彼女が歌うのは5月11日に配信リリースされた「夜明けをくちずさめたら」で、同曲は「みんなのうた」(NHK)でも4~5月に放送されていた。
「萌音の紅白出場を巡っては、朝ドラのヒロインを務めていることが理由といった声も聞かれます。しかし朝ドラヒロインがゲスト審査員などではなく、本編の出場者として紅白で歌を披露すること自体が異例中の異例。これまでの紅白を振り返っても、朝ドラヒロインだから出場できるというものではないことは明らかです。それに加えて萌音の出場に異議を唱える人たちは、あまりに彼女の能力を低く見積もりすぎ。女優デビュー当時から歌手活動も念頭に置いていた萌音の歌唱力は音楽業界でも高く評価されています」(業界関係者)
このように歌と演技の両方で類まれなる才能を発揮している萌音。そんな彼女だからこそ達成できそうな可能性に、各方面から期待がかけられているという。
「それは『日本アカデミー賞』と『日本レコード大賞』のダブル受賞です。今年は朝ドラの関係で出演映画の公開はありませんが、女優としての実績を考えればいずれ日本アカデミー賞で最優秀主演女優賞を獲得するのは時間の問題と見る向きは多い。一方の音楽面でも今年は上白石萌音名義として初のシングルCD『I’ll be there』をリリースし、同曲は『王様のブランチ』(TBS系)のテーマソングとしてもおなじみに。今後もヒット曲をリリースする可能性は十分ありますし、なにより彼女は音楽業界でも評判が良く、《賞を出すなら彼女に》という空気もあるほどです」(前出・業界関係者)
日本アカデミー賞の最優秀主演女優賞に輝いた女優で、音楽面でも活躍していたのは松たか子や田中好子(キャンディーズ)くらいのもの。それでも彼女たちは日本レコード大賞には縁がなかった。果たして萌音はそんな高い壁を乗り越えられるのか。業界中の期待を集めることになりそうだ。
(浦山信一)