【カムカムエヴリバディ】少女マンガ誌「おサーカス」は過去の朝ドラへのオマージュだった!?

 その元ネタは一体なんなのか? 多くの視聴者が頭をひねっているようだ。

 2月1日放送のNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第64話では、小学四年生のひなた(新津ちせ)が夏休み最後の日、大量の宿題に苦しむ姿が描かれた。

 父親の錠一郎(オダギリジョー)に似てズボラな性格のひなたは、宿題を父親に手伝ってもらうことに。しかし真面目な性格の母親るい(深津絵里)はそんなひなたをたしなめ、「もう宿題なんてせんでええ。そのまま学校行って先生に絞られなさい!」と叱るのであった。

「半べそをかきながら宿題に取り組むひなた。部屋の本棚には小四女子らしく、女児向けのマンガ雑誌やコミックスが並べてあります。その書名に視聴者が興味をそそられているのです」(女性誌ライター)

 宿題を途中で投げだしてマンガ雑誌を読みだすひなた。その書名は「花とおとめ」で、実在する女児向けマンガ雑誌「花とゆめ」のオマージュであることは確実だ。ほかにも本棚には「マーな一族」(ポーの一族)、「トーフの冷蔵」(トーマの心臓)、そして「悪魔な新妻」(悪魔の花嫁)など、当時の人気コミックスをもじった作品が並んでいる。

 これらのコミックスでは背表紙のデザインがオリジナルを忠実に再現。作品の舞台である昭和50年代に子供だった世代の視聴者を喜ばせている。そのなかで一誌だけ、元ネタが分からないマンガがあるというのだ。

「本棚の『花とおとめ』の横には『おサーカス』と背表紙に書かれたマンガ雑誌が。よく見るとその上に小さく“別冊”と書いてあり、どうやら『別冊マーガレット』のオマージュと思われますが、さすがにおサーカスとマーガレットでは離れすぎています。そもそもサーカスの頭に“お”を付ける意味も分からず、その元ネタに多くの視聴者が頭をひねっているのです」(前出・女性誌ライター)

ひなたの部屋では本棚にコミックスやマンガ誌が並んでいる。ドラマ「カムカムエヴリバディ」公式ツイッター(@asadora_bk_nhk)より。

 マンガ好きの視聴者にも分からないという「おサーカス」の謎。そのヒントが過去の朝ドラにあると指摘する声もあるようだ。

「この『カムカムエヴリバディ』はNHK大阪放送局の制作ですが、同じ大阪制作の『ちりとてちん』や『スカーレット』では、『少年ギャグサーカス』という少年マンガ誌が小道具として使われていました。その女児向け版として『おとめサーカス』、略して『おサーカス』というマンガ誌があるという設定なのではないでしょうか。大阪制作の朝ドラではほかにも過去の作品から設定を借用するケースがあるので、『少年ギャグサーカス』の姉妹誌である可能性は高そうです」(テレビ誌ライター)

 本作ではほかにも「スカーレット」で使われていた「B&K BEER」というビール瓶が、デザインそのままに登場。この名称はNHK大阪放送局のコールサインである「JOBK」に由来しているという。そう考えると「おサーカス」という名称は「オーサカ」のアナグラムなのかもしれない。