藤原竜也主演のドラマ「青のSP(スクールポリス)ー学校内警察・嶋田隆平ー」の第9話が3月9日に放送される。先週の第8話では、藤原の交際相手だった音楽教師・小川香里を殺した犯人が明らかに。その香里を演じている明日海りおがいま、話題性を高めているという。
「女優としてはまだ1年ほどのキャリアですが、明日海は宝塚で花組のトップスターを務めたキャリアの持ち主。在任期間は5年間にもわたり、タカラジェンヌとしては初めて横浜アリーナでコンサートを開催するなど、宝塚の歴史のなかでも特筆すべき存在と言えるでしょう」(業界関係者)
宝塚出身者はダンスや歌唱の実力が高いことから、卒業後にはミュージカルなどの舞台を主戦場とするケースが多い。明日海もこの1~2月には宝塚在籍時に主演した舞台「ポーの一族」で同じエドガー役を務めていた。その一方で彼女は今後、映像分野での活躍を望んでいるようだ。
「放送中のNHK連続テレビ小説『おちょやん』には高峰ルリ子役で出演。宝塚では男役のトップスターとして活躍した彼女が、本ドラマでは喜劇女優を演じています。そして『青のSP』では音楽教師役でレギュラー出演しており、女優業に腰を据えたいようです。そもそも宝塚退団後には人気女優を多数擁する芸能事務所の研音に所属しており、彼女の本気度が伺えます」(業界関係者)
その研音には宝塚から映像分野のトップ女優にのぼりつめた天海祐希も所属しており、入所時には宝塚ファンの間で大きな話題になったもの。天海は171センチの長身が女優には不向きと批判されつつ、その演技力と存在感で現在の地位を獲得した。明日海も169センチの長身で、同じようにトップスター出身であることから、「第二の天海祐希」と評する声もあるようだ。
「共通点のある二人ですが、天海が28歳で退団したのに対して明日海はすでに35歳で、もはや新人の甘えは許されない年齢となっています。天海は女優転進の翌年にドラマ主演を果たしたものの、ブレイクしたのは8年後の2004年に主演したドラマ『離婚弁護士』がキッカケ。同作は第二シリーズも制作される当たり役となりました。さすがに明日海はこれから8年も待てないでしょうから、どの段階で当たり役をゲットできるのかに注目が集まりそうです」(前出・業界関係者)
宝塚出身の新たなスターが生まれるのか、期待が高まるところだ。
(浦山信一)