【カムカムエヴリバディ】るいと錠一郎は40代に…メガネと髪型に年齢が表れていた!

 そのメガネ姿に「そうそう!」と納得してしまう視聴者もいたようだ。

 2月10日放送のNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第71話では、ヒロインの大月ひなたが新津ちせから川栄李奈に交代。小学5年生から高校3年生へと、時が一気に7年も進むこととなった。

 昭和58年を描く作中にも時代が1980年代に突入したことを示すアイテムが続々と登場。荒物屋あかにしでは1979年発売のウォークマンが「WALKING MEN」という架空の商品名で販売されており、テレビはチャンネルが1~12しか選べなかったものがUHF用のダイヤルも装備されることに。ひなたの母親るいが営む「回転焼 大月」では、回転焼きの値段が60円から100円へと値上がりしていたのである。

 そしてひなたの成長に合わせ、両親も老けることに。昭和15年生まれの父・錠一郎(オダギリジョー)は43歳に、昭和19年生まれの母・るい(深津絵里)は39歳を迎える年となり、夫婦そろってアラフォーとなっていたのである。

「その年齢を象徴していたのが、錠一郎のメガネです。前回までずっと裸眼だった錠一郎ですが、番組冒頭の朝食シーンではジョン・レノンさながらの丸眼鏡を着用。この年齢でいきなり近眼になることもないでしょうから、いよいよ老眼が始まったものと思われます。43歳はわりと早めですが、メガネ要らずだった彼はもともと視力が良かったはずで、そういう人ほど老眼になるのは早い傾向があるとも言われています」(テレビ誌ライター)

 一方のるいはまだまだ若さを保っている様子。ジーンズをノーベルトで履きこなすあたり、子供二人を産んだ後でも相当なスレンダーボディをキープしているのだろう。

 それでもアラフォーにはアラフォーなりの変化があるというもの。それは髪型に表われていたというのだ。

「額の傷を隠すために前髪は常にパッツンのるい。そのぶん、サイドや裾でちょっとずつ変化を付けています。前回まではあごのラインより下まで伸びていましたが、今回は10センチほどばっさりとカット。ちょっとオカッパ頭っぽくなっていました」(前出・テレビ誌ライター)

 その第71話ではひなたの親友である一恵(三浦透子)が、分かりやすい聖子ちゃんカットで登場。一方でひなたは背中まで伸びるロングヘアをポニーテールにしているが、これは時代劇好きが反映されたサムライヘアなのかもしれない。

聖子ちゃんカットが印象的な一恵。母の一子は若いころから変わらないモガ風だ。ドラマ「カムカムエヴリバディ」公式ツイッター(@asadora_bk_nhk)より。

「80年代当時はワンレン、レイヤー、ソバージュなどが流行の髪型。そして若い世代では一恵のような聖子ちゃんヘアが流行っていました。それに対してるいがどんな髪型を意識しているかですが、明菜ちゃんカットに寄せているようにも見えますし、もしくは昭和58年に大ヒットした映画『探偵物語』のヒロイン・薬師丸ひろ子の髪型にも似ているように思えます。いずれにせよ横髪の長さや内巻きのカールにはこだわりが感じられ、38歳で二児の母親にしてはオシャレに気を遣っていたようですね」(女性誌ライター)

 髪型ひとつとっても昭和58年という時代を色濃く反映している「カムカムエヴリバディ」。当時を知る視聴者にとっては見どころにあふれていることは確実なようだ。