【真犯人フラグ】「橘一星≠真犯人説」が本当でも、光莉のせいで有罪になる可能性が?

 意外なところに犯罪の芽が隠れていたようだ。

 2月6日放送の第15話にて、光莉(原菜乃華)の失踪が実は家出だったことが判明したドラマ「真犯人フラグ」(日本テレビ系)。ある日突然、妻と子供二人が失踪してしまい、主人公の相良凌介(西島秀俊)は世間から真犯人ではないかと疑われていたが、少なくても娘の失踪に関しては純粋な被害者であることが判明した。

 ドラマの公式サイトでは2月13日に放送される第16話の次回予告にて「怒濤の逮捕劇へと物語は加速する」と記載。どうやら失踪事件の真犯人が判明しそうな勢いだ。そんななか視聴者の注目は、光莉の恋人でもあるIT会社の若き経営者・橘一星(佐野勇斗)に集まっているという。

「光莉の家出はすべて、一星がお膳立てしたもの。しかし光莉が一星のマンションに一人でいる間、一星のストーカーだった本木陽香(生駒里奈)が彼女を誘拐してしまい、一星自身も失踪事件の被害者になった形です。一星が凌介に対して事件解決への協力を申し出たのは、自室から光莉が連れ去られたからでしょう。家出の件は隠していたものの、彼自身は決して凌介を欺いているわけではないとも言えます」(テレビ誌ライター)

 ITベンチャーを率いる一星の洞察力や調査力には鋭いものがあり、その行動力も含めて事件解決への寄与は大きい。しかも現時点では本木の策略により光莉との引き換えで一星自身が誘拐されてしまい、視聴者も彼の安否を気にしているところだ。

生駒里奈とのオフショットを公開した原菜乃華。「現場はとても和やか」だという。トップ画像ともに原菜乃華公式インスタグラム(@nanoka_hara_official)より。

 しかし一星自身が母子失踪事件の真犯人でないことが判明したとしても、彼が警察のお世話になる可能性は決して小さくないという。それどころか場合によっては裁判で有罪を宣告される恐れさえあるというのだ。

「彼は大学生で成人にも関わらず、高校生の光莉と交際していました。これはドラマの舞台である神奈川県の青少年保護育成条例に違反している恐れがあり、2年以下の懲役または100万円以下の罰金が定められています。それ以上に問題なのが、家出した光莉を自宅に匿っていたこと。たとえ家出が光莉自身の意思によるものであっても、この行為は刑法224条が定める『未成年者誘拐』に該当し、3カ月以上7年以下の懲役刑が定められているのです。果たして警察側がどこまで問題視するかですが、たとえ母子失踪事件が解決しても、光莉の家出がなければここまで酷いケースにはならなかった可能性もあり、一星に非難が殺到することは確実でしょう」(週刊誌記者)

 一星ほどの賢い人物が、親をダマす形で未成年者を自宅に連れ込むことが犯罪になると気付いていなかったのか、大いに疑問なところだ。これこそが「恋は盲目」なのかもしれない。