【ミステリと言う勿れ】ライカもビックリ?原作に合わせるため第1話から張られていた伏線とは!

 まさか第1話の時点からこんな伏線が張られていたとは、制作陣は相当念入りに準備していたようだ。

 2月14日に月9ドラマ「ミステリと言う勿れ」(フジテレビ系)の第6話が放送され、主人公の久能整(菅田将暉)が謎の女性ライカ(門脇麦)とクリスマスプレゼントを贈り合う場面が描かれた。

「本作は同名の人気マンガを原作にしており、プレゼント交換の場面は原作にも登場します。ライカは病院の売店で買ったというイチゴに似た小さなクリスマスオーナメントをプレゼントし、整は美術展で購入したポストカードを贈りました。そんなプレゼント交換を巡って、原作との違いに注目すべき点があったのです」(芸能ライター)

 ライカが「イチゴみたいで可愛いだろ」とオーナメントを渡すと、整は「でも僕、ツリー持ってないので」と返答。するとライカは「スマホにでも付けな」と提案し、その言葉通りに整はオーナメントをストラップの要領でスマホに取り付けていた。

 このやり取り、原作マンガでもほぼ同じ描写になっているが、細かいところに原作との違いがあるという。しかもその違いが一見、不自然な描写を生み出しているというのだ。

「原作では整が普通のスマホを使っているのに対し、ドラマ版では『Galaxy Z Flip』という折りたたみ型のスマホを使用。これはメーカー側も公式ツイッターで認めています。そのスマホにオーナメントを結び付けていましたが、当の『Galaxy Z Flip』にはストラップホールがなく、本来ならオーナメントを付けることはできないはずなのです」(前出・芸能ライター)

ライカと整は病院内の桜の下でプレゼント交換をしていた。ドラマ「ミステリと言う勿れ」公式インスタグラム(@not_mystery_not)より。

 しかし劇中では整がオーナメントを結び付ける様子がアップで映し出されていた。よもやスマホの筐体に無理やりホールを開けたのか、それとも結びつけるフリをしていたのだろうか。

「このスマホは第1話の終盤で大映しになっていましたが、その場面をよく見ると透明なケースを装着していることが分かります。『Galaxy Z Flip』用のケースにはストラップホールを備えたタイプもあり、そのホールにオーナメントを結び付けていたわけですね。整のスマホは第4話の『記憶喪失の爆弾魔』でもアップで映し出される場面があり、第6話になってから突然ケースを装着していたらいかにも不自然だったはず。おそらく制作側は、第6話にストラップを取り付けるシーンがあることを見越して、最初からホールありの透明ケースを装着していたのでしょう」(前出・芸能ライター)

 当のライカが「スマホにでも付けな」と言ったのは、ホールありのケースを使っていると知っていたからなのか。この場面を再現するために第1話から伏線を張っていた制作陣は、原作マンガを隅から隅までしっかりと読み込んでいるようだ。