いろんな意味でネタバレしていたようだ。
NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」にてヒロインの岩倉舞を演じている女優の福原遥が、撮影の舞台裏を明かしてくれた。
12月11日に自身のYouTubeチャンネル「福原遥とふくはらはるか」にて福原は、朝ドラスタジオツアーの模様を公開。NHK大阪放送局のスタジオに建てられた岩倉家と、隣接するお好み焼うめづのセットを紹介するなか、いくつかのネタバレも垣間見られたという。
まずは岩倉家の門で福原は、石垣を触りつつ「石に見えるんですけど、本当はすごい軽い…発砲スチロール?」と暴露。石垣のてっぺんにある石を片手で軽々と動かしてみせていた。
その一方ではあえて本物を使っているところも紹介。うめづの店内を指さしながら「鉄板とかも本当に火が付くんですよね」と明かし、画面には「所定の火気使用届を提出しています」とのテロップが表示されていたのだ。
「可燃物の多いテレビスタジオは本来、火気厳禁。タバコを吸う演技でも所轄の消防署に届け出を行う必要があり、スタジオの入口には許可証が掲示される決まりです。うめづの店内では実際にお好み焼きが焼けるレベルの火力を備えているようで、ドラマ制作の現場ではかなり異例なこと。それほどリアリティにこだわっている証拠だと言えるでしょう」(テレビ誌ライター)
そんな裏側紹介のなかで、今後の放送内容を予感させるネタバレもあったようだ。岩倉家とうめづの間は、岩倉家の家業である「岩倉螺子製作所」(現・株式会社IWAKURA)の倉庫になっており、普段はシャッターが閉まっている。そのシャッターの前になにやら置かれていたのが見えたのだ。
そこには消しゴムコレクションと書かれたガチャガチャのほか、のし袋などの文具類を吊るす棚が。ほかにも駄菓子屋の店頭さながらに、様々なおもちゃのような品物が並べられていたのである。
「その様子はまるで町内会のお祭り。作中では2007年9月を描いていますが、撮影はもっと先に進んでいるはずですから、舞が航空学校の卒業を控えた2008年の夏や、もしくは航空会社に就職した2009年夏の場面かもしれません。ともあれ東大阪の実家でお祭りのシーンがある可能性はかなり高まったと言えそうです」(前出・テレビ誌ライター)
現在は第11週を放送中で、まだ折り返し地点にも到達していない「舞い上がれ!」。これから先、ヒロインの舞はどんな物語を描いてくれるのか、ますます楽しみになったのではないだろうか。