藤田ニコルを感涙させた、渋谷凪咲&横山由依の「48流」人心掌握術!

 さすがは大人数グループで揉まれてきただけのことはあるようだ。

 2月14日放送の「ロンドンハーツ」(テレビ朝日系)では、人気企画「格付けしあう女たち」の後半戦を開催。一般男女200人に聞いた「一緒にいたら疲れそうな女」のランキングが発表された。

 同ランキングでは順位が下になるほど、世間から好感を持たれていることになる。今回のトップスリーは10位に元AKB48の横山由依、9位にNMB48の渋谷凪咲、そして8位には「3時のヒロイン」福田麻貴という3人に。現職も含めてアイドル経験者が上位を独占した形だ。

 続く7位には藤田ニコルの名前が。その結果にニコル本人は「あれ? おかしいな」と首を傾げていたのである。

「この企画では出演者全員が、それぞれの予想ランキングを作成。ここでMCの田村淳から、横山と渋谷がニコルをトップスリーにあげていたことが明かされると、ニコルは思わず『ウソだ! めちゃくちゃごめんなさい』と謝っていました。横山と渋谷のトップスリー入りはわりと鉄板でしたが、その二人から自分がそれほど高く評価されるとは思ってもいなかったようです」(アイドル誌ライター)

今回の放送は2月21日までTVerにて見逃し配信が可能となっている。

 横山と渋谷はそれぞれ、ニコルを上位にあげた理由を説明。その言葉には、二人がAKB48やNMB48という大人数アイドルグループで揉まれてきたからゆえの、人心掌握術が表れていたのではないだろうか。

 まず横山は「落ち込む落ち込むって言っているけど、本当の友達にはそういうところを出し過ぎないんじゃないかな」と説明。その言葉をニコルは文字通りに噛みしめており、有吉弘行から「歯を食いしばるな」と指摘されていたほどだ。

 次いで渋谷は「よくネガティブとか言われてますけど、そういうところを含めて好きとか、それくらいの魅力を持っている」と語りつつ、「芯があったりとか、めちゃくちゃキレイですし」とニコルの魅力を並べることに。

 二人の評価にニコルは「人からこんな優しい言葉…嬉しい」と泣き笑い。7位という高評価について「もうちょっと受け止めます」と態度を改めていた。

「横山の発言には、AKB48で二代目の総監督を務めただけのことはあると感心しました。AKB48には現在80人のメンバーがいますが、横山が総監督を継承した2015年12月にはなんと130人超が在籍。それほどの人数をまとめつつ、各メンバーの個性にまで気を配っていたのです。その経験を通して人の心を見抜く力や、どう接するべきかという人心掌握術を研ぎ澄ませていったのでしょう。ニコルとの付き合いはさほど深くはないものの、『本当の友達への接し方』を的確に推測したところはさすがですね」(前出・アイドル誌ライター)

 一方の渋谷は、横山と言葉が重ならないように配慮しつつ、ニコルの魅力を包括的に説明。「芯がある」「めちゃくちゃキレイ」などと、ニコルの心を打つワードを的確に打ち込んでいった。これがトドメとなってニコルが感動の涙を流すことになったのである。

「渋谷が所属するNMB48は吉本系列であり、他の48グループとは少し毛色が違って、バラエティ色の強さが特徴。大喜利大会など歌を披露しないライブも行っているほどです。そのなかで揉まれた渋谷はトーク力に加えて、『何を言えば人は喜ぶか』を把握するアンテナの感度も相当鍛えらています。彼女が数多くの芸人から愛され、『IPPONグランプリ』で活躍できるのも、NMB48で鍛えられたアンテナあってのことでしょう」(前出・アイドル誌ライター)

 横山はAKB48に12年在籍し、一方の渋谷はNMB48在籍が満10年を超えたところ。長期にわたって大人数グループで揉まれてきた経験が、ニコルの心情を読みとかせていたようだ。