確かに本人にとっては最悪だったに違いないだろう。
2月23日深夜放送の「AKB48 サヨナラ毛利さん」(日本テレビ系)では、メンバーがそれぞれ最悪だった1日を告白する企画を開催。ここでレギュラー出演者で卒業生の峯岸みなみが、意外な思い出を明かしていた。
冒頭ではAKB48在籍歴が16年に及ぶ柏木由紀が「ありえないぐらいありました」としみじみ。するとMCの霜降り明星・粗品が峯岸に対して最悪な1日について質問だ。
相方のせいやはすっとぼけた様子で「ありました?」と茶々を入れ、スタジオメンバーは爆笑。視聴者も含めて誰しもが2013年の「坊主頭事件」を頭に思い描いていたはずだ。ところが峯岸によると「最悪な1日」は別にあったという。
「坊主頭事件は1日どころの騒ぎでもなく『最悪な何年』だったと説明。それに対して峯岸にとっての最悪な1日は、AKB48がインディーズでリリースした2ndシングル『スカート、ひらり』で選抜落ちしたことだったそうです」(アイドル誌ライター)
同曲は赤いチェックのミニスカートをまとい、くるくる回るたびにインナーの黒いスパッツが見え隠れするという艶気あふれるダンスでも話題に。当時、すでに前列メンバー5人が決まっており、そこに二人追加されることになったという。
その二人に峯岸も選ばれるも、「うれしくて張り切って踊ったら、曲のイメージに合わないと言って外されたたんですよ」と明かしていた。これにはせいやもMCの立場を忘れたのか、しばし口を開けて呆然としていたほどだ。
「峯岸は過去にもこの思い出について語っており、その時は『私だけダンスが激しすぎるからという理由で外された』と語っていました。同曲の選抜メンバーは『スカひら7』と呼ばれ、その7人以外は色違いの衣装を着ることに。時には7人だけで『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に出演するなど、明らかに別格扱いされていたのです。それゆえ外されてしまった峯岸のショックたるや、相当大きかったのは想像に難くありません」(前出・アイドル誌ライター)
そんな辛い経験を重ねつつも、最終的には1期生で最も最後までグループに在籍し、卒業後にも冠番組にレギュラー出演するなど、勝ち組として生き残った峯岸。若き日の悔しさが良いバネになっていたようだ。