ファッションイベント「KANSAI COLLECTION 2023 AUTUMN & WINTER」(関コレ)が8月6日に大阪・京セラドームで開催され、韓国の7人組ガールズグループ「Billlie」が登場した。
2021年に結成されたBilllieは、韓国人5人と日本人2人で構成されるグローバルアイドルグループ。曲の歌詞ごとにメンバーがコロコロと表情を変える様子が持ち味で、各メンバー個人に焦点を当てて撮影する「チッケム」でも話題を呼んでいる。
K-POP界では、2000年以降に生まれたメンバーを中心に構成されるグループを指す「第四世代」の一角として注目を集めており、5月には日本1stシングル「GingaMingaYo (the strange world) -Japanese ver․-」もリリース。いま最も勢いのある韓流アイドルグループの一つとして、ここ関コレに乗り込んできた形だ。
なおメンバーのスヒョンが6月から健康上の理由で活動を休止しており、今回はムンスア、ハラム、つき、ション、シユン、はるなの6人で関コレのランウェイに登場した。
【ライブ】
Billlieはライブステージのトップバッターとして登場。制服をモチーフにしたパステルピンクのかわいらしい衣装とは裏腹に、キレのあるダンスを披露した。
1曲目は「Ring ma Bell(what a wonderful world)」。Billlieでは初となるハードロックジャンルの楽曲で、その力強さに会場からは思わず歓声が漏れていた。
2曲目には3月にリリースされた新曲の「EUNOIA」をドロップ。1曲目の雰囲気とは異なり、爽やかで透明感の漂う楽曲で会場を魅了した。曲中ではムンスアが「めっちゃ好きやねーん!」と関西弁で会場を盛り上げる場面も。
続いて3曲目は、日本デビュー曲の「GingaMingaYo(the strange world)-Japanese ver.-」を投入。Billlieの楽曲では日本で最も知られていることから、会場は大盛り上がりだ。
日本語の歌詞に合わせながらコロコロと変わっていくメンバーの表情が印象的だった。メンバー全員が流石の表情管理で、観客はモニターに映る顔のアップに目を奪われていた。
MCではムンスアが「楽しいステージで始まりましたが、どうですか? 楽しんでますかー!」と呼びかけ、その後はメンバーが一人一人日本語で自己紹介。
ションの「私たちは初めての関西コレクションに参加しましたが、シユンさんはどうですか?」という質問に、シユンは「久しぶりに日本に来て、こうやって関西コレクションに参加することがとても光栄だと思います」と呼応する。
そして日本人メンバーの名前をあげながら「ツキさんとハルナさんの故郷の大阪でステージをお見せすることができて、幸せです」と語り、日本愛とメンバー愛あふれるコメントで会場を和ませた。
【ランウェイ】
モデルとしてファッションショーパートにも参加したBillllieは、「Darich」「moment+」「sugar nine」のランウェイに登場。
「Darich」ステージには、はるな、ハラム、ション、シユンの4人が登場。デニムスタイルやロングカートなど系統が少しずつ異なる衣装を、抜群のスタイルで着こなした。ハラムとション、シユンの3人が帽子をかぶっていたのも印象的だった。
「moment+」ステージでは、ツキとムンスアがシミラールックを披露。
ツキはデニムのズボンコーデ、ムンスアはパーカーに黒いジャケットとカジュアルな服装ながら、ポーズシーンでは二人でハートを作るなどキュートな一面も見られた。
シーズンブランドとして人気を誇る「sugar nine」のスペシャルステージでは、Billlieがトップバッターとして登場。うさ耳やくま耳のハロウィンコスプレでランウェイをウォーキングだ。
ゆるふわな衣装ながらも、6人が横並びで颯爽とランウェイを歩く姿は圧倒的で、登場した瞬間から大きな歓声に包まれた。Billlieのコスプレ姿は、関コレ終了後もSNSで大きな話題を呼んでいたようだ。
日本では現在、OBCラジオ大阪で「K-POPクラス ツキのENT.VIEW」が放送中。韓国では今後「2023 JEONJU ULTIMATE MUSIC FESTIVAL」や「Kitak 2023 夏休み 単独コンサート」といったイベントに出演を予定している。日本デビューも果たし、着々とメディア出演を増やすBilllieの活躍に期待も高まるところだ。
(取材:岡本春佳/撮影:安座間優)