そんな答えもまた、彼女らしさの表れなのだろう。
4月6日深夜放送の「キョコロヒー」(テレビ朝日系)では、爆笑問題の太田光がゲストに初登場。収録現場に入ってくるや否や「ビックリした、こんなことできるんだね!?」と驚いてみせ、同番組がスタジオではなく、テレビ局のリハーサル室に無理やりセットを建てて撮影していることをバラしたのであった。
これまでも撮影スタッフが映し出されたり、部屋の壁に置かれたロケ弁を映したシーンなどから、どうやらスタジオではないらしいことは薄々バレていた「キョコロヒー」。それでも出演者のヒコロヒーと日向坂46・齊藤京子はもちろん、視聴者のほうもあえてそこには触れず終まいだったが、太田がそういった暗黙の了解を平気でぶち壊すキャラなのはご存知の通りだ。
そんな太田に二人は様々な質問を投げかけることに。そのなかで「SNSの意見は気にする?」という、芸能人なら誰しもが気になる質問もあった。
「太田はSNSの意見は気にするとしながら、スマホを持っていないことから普段はSNSを見られないと説明。しかし選挙特番が炎上した際には、妻で所属事務所社長の太田光代が『(評判)いいわけないだろ! 態度悪すぎるんだよ!』とカンカンに。慌てた太田はパソコンを開いてSNSをチェックしたそうで、『日本中が怒ってたね』と神妙な顔つきで語っていました」(アイドル誌ライター)
ここで気になるのは、いまや東京ドーム公演も成功させ、名実ともに国民的アイドルとなった齊藤がどれくらいSNSを気にしているのかということ。番組でもヒコロヒーが「京子は気にするの?」と、話を齊藤に振ってくれていた。
すると齊藤から、なんとも微妙な答えが発せられたというのである。
「齊藤は『気にするか気にしないかで言ったら、どっちだか分からないくらいの境目にいる』と返答。その答えにヒコロヒーが『回りくどいなあ』と漏らしたのも納得です。すると齊藤は、SNSで批判された際には『「しゅん」というよりは「おや?」みたいな感じ』と説明していました。これには太田も『気にしてないよね、それ?』と大笑いしていましたが、実は齊藤には齊藤なりの理屈があったようです」(前出・アイドル誌ライター)
齊藤によると、SNSでは発言を誤解されて炎上するケースが多いという。その原因は、自分の発言が編集によって違う言い回しにされてしまうこと。全然違う解釈で編集された結果、「まったくそういう風に思ってないんだけどな」という形になってしまうことが多いというのだ。
そんな理不尽な例として齊藤は「〇〇さんに憧れて何々しました。で、××さんは何々なんですけどね」という言い回しを紹介。これが時には「××さんに憧れて何々しました」と、肝心の主語が入れ替えられてしまうこともあるという。
「あらためて見返してみると、たしかに酷い編集をされていることがよく分かるエピソードでした。ただ放送では齊藤の『マルマルさん、バツバツさん』という例えのせいでストーリーが頭に入ってこないため、ヒコロヒーが『なんなん? この賢なんかアホなんか全然分からんやり取り』と呆れていたように、混乱していた視聴者も多かったことでしょう」(前出・アイドル誌ライター)
ともあれ齊藤が今後、テレビ等で「××さんに憧れて何々しました」と語った時には、何かしらの編集が施されていると疑ってかかるべきなのかもしれない。