MEGUMI、中学生当時に「東京で流行っている」と思った謎の食べ物とは?

 その食べ物、決して東京でもおなじみではないことを覚えておいてもらいたいものだ。

 4月20日の「上田と女が吠える夜」(日本テレビ系)では、「恋愛ドラマから見る価値観のアップデート」という企画を放送。恋愛ドラマがその時々の世相を反映していることから、女性の結婚観や胸キュンシーンなどが時代によって大きく変わっていることが分かるという内容だ。

 ここでゲスト出演のhitomiは「ロンバケよく見てたんで」と切り出し、1996年放送の月9ドラマ「ロングバケーション」(フジテレビ系)について回顧。屋上でのバーベキューにて、納豆とベーコンを炒めた物をレタスで食べる場面があり、「なんかいいんですよね。キュンキュンキュンキュン」との印象を口にしていた。

 同作は木村拓哉が演じる主人公の瀬名秀俊と、山口智子の演じる葉山南が近づいていくというラブストーリー。hitomiが説明した場面は、瀬名が住む自宅マンションの屋上で地面にスーパーボールを打ち付けて遊びながら、二人がバーベキューに興じるというものだった。

「その話題にうんうんとうなづくMEGUMI。放送当時に中三だった彼女は岡山県に住んでいたので納豆はあまり食べなかったと前置きしつつ、例の場面について『東京は恋したら、スーパーボール投げて納豆焼いて食うんだと思って!』と興奮を隠せない様子でした。当時のMEGUMIはその食べ方を『オッシャレー!』と思っていたんだそうです」(女性誌ライター)

番組ではいつも小気味よく吠えまくっているMEGUMI。「上田と女が吠える夜」公式ツイッター(@hoeruyoru_ntv)より。

 そんなMEGUMIに、MCの上田晋也は「見たことないわ!」とツッコミ。上田はキムタクの2歳年上で、熊本から大学進学で上京していたことから、当時の世相には通じているはずで、どうやら<納豆とベーコンを焼いてレタスで巻いたもの>には馴染みがない様子だ。

 ところがそんな謎の食べ物が、意外に広く食べられているという。試しに<納豆 ベーコン レタス>で検索してみると、レシピサイトに紹介されているレシピが数多くヒット。ほかにもロンバケファンによる<我が家では普段から食べています!><バーベキューで試してみました>といった報告も数多く見つかるようだ。

 だが一方で、そのメニューをお店で出しているという料理店の情報はほとんど見つからないもの。中華料理ではひき肉のレタス包みが定番メニューの一つだが、納豆を使った料理はほとんどないのが実情だ。するとこの料理は何に由来しているのだろうか?

「実はこの料理、南役の山口智子がアドリブで作ったオリジナルメニューだったようです。放送当時に木村がラジオ番組『木村拓哉のWhat’s UP SMAP!』で語っていたところによると、バーベキューに向けてスーパーにて買い物するシーンで山口が『納豆も』とのアドリブを入れ、木村もアドリブで『納豆なんて焼きませんよ』と返していたのですが、実際にその納豆も焼くことになったのだとか。だからMEGUMIが『東京では納豆焼いて食うんだ』と感心していたのは、まんまとドラマに騙されていたことになります」(女性誌ライター)

当の山口智子も自分の思い付きが視聴者に広まるとは予想していなかったかも?

 どうやらバーベキューに持ち寄る食材に納豆が入っていたら、その人の年齢がバレてしまうのかもしれない。