蛙亭イワクラ、感動的な「父親エピソード」の残念な結末とは

 人気芸人「蛙亭」のイワクラが、父親を巡る感動的なエピソードを紹介した。

 6月14日深夜放送の「イワクラと吉住の番組」(テレビ朝日系)では、イワクラとピン芸人の吉住が愛する“ご飯のお供”を紹介。スタジオには5合炊きの炊飯器が用意され、炊き立てご飯と共に自慢のおかずが登場だ。

 まずイワクラが紹介したのは明太子。お笑い仲間が仕事で本場の福岡に行く際には必ず、お土産に買ってきてもらうそうだ。ここでイワクラは明太子を好きになったエピソードを披露。父子家庭だった小学生当時、スーパーの鮮魚店で働いていた父親は、店のオリジナル商品である明太子ロールの売れ残りを持ち帰っていたという。その美味しさに「うまっ!」と衝撃を受けて、それからいろんな明太子を食べるようになったと明かしていた。

「その話を聞いた吉住は『お父さんが持って帰ってくる明太子ロール』というワードがグッときたそうで、『泣きそうです』とコメント。是枝監督とかで映画化してほしいと語り、画面には父親が小さな娘を背負っている架空の映画ポスターが映し出されました。明太子の話題がちょっとした感動エピソードになっていたのです」(芸能ライター)

 イワクラが父子家庭で育ったことはたまに語られるものの、スーパーで働いていたことはおそらく初出しの情報。それゆえ明太子ロールの話を聞いた吉住はガチでグッときていたようだ。

「ご飯のお供」について語り合った二人。イワクラのデコ出しが可愛らしい。「イワクラと吉住の番組」公式ツイッター(@iwakurayosizumi)より。

 だがその父親を巡ってイワクラは、今回の感動エピソードが台無しになる現実を明かしていたという。それは2月に放送された「サンデー・ジャポン」(TBS系)にて彼女自身が語ったものだった。

 ゲスト出演のイワクラは、父親が勝手に名刺を作っては地元でいろんな人に配り「うちの娘、芸人やってるんですが」と調子に乗りまくっていると説明。「それが恥ずかしいんです」と告白していた。

 そこでイワクラは父親に対して「勝手にそういうことするのやめてくれない?」と注意。それまでは見過ごしていたものの、最近は勝手にやりすぎで目に余るため、やめてほしいとのLINEを送ったという。

「すると父親は『じゃあもう関わらないようにすればいいのか』と、子供のような返事を返してきたとか。それにムカついたイワクラは『もう勝手にして』とだけ返信し、父親のアカウントをブロックしたそうです」(前出・芸能ライター)

 今回の「イワクラと吉住の番組」では父親をブロックしている事実を明かすことなく、小学生のころの感動エピソードのみを紹介していたイワクラ。過去は過去、今は今ということなのか。それともLINEのブロックは解けたのか、誰よりも彼女の父親自身が気にしているのかもしれない。

※トップ画像はイワクラ公式インスタグラム(@babybabybodybaby)より。