乃木坂46・久保史緒里センターの3期生新曲MVに隠された“仕掛け”と“謎”とは?

 8月19日、乃木坂46の30thシングルに収録される3期生楽曲「僕が手を叩く方へ」のMVが公開された。センターは久保史緒里が務める。

「3期生の曲は17thシングル『インフルエンサー』収録の『三番目の風』を皮切りに、『思い出ファースト』や『トキトキメキメキ』など8曲がありますが、いずれも明るく可愛らしい曲ばかり。それが今回の『僕が手を叩く方へ』ではピアノによる切ないイントロで始まるメッセージ性の高い曲となっています。演出面は久保が手掛けており、3期生の絆があらゆるところに散りばめられているのが特徴です」(アイドル誌ライター)

 MVでは朗読劇の台本読み合わせが舞台となっており、久保が台本を床に叩きつけるシーンが衝撃的。動画の終盤では「第9回公演」と表示される場面もあり、3期生曲として9番目にあたることを指しているのだろう。

「台本の表紙には『THIRD WIND』と書かれており、初の3期生曲『三番目の風』にちなんでいることは明らか。大サビでは指で“WIND”の『W』を表現し、クラップする振り付けもあります。曲の冒頭に出てくる集合写真では真ん中のポジションが空いていますが、これは『三番目の風』でセンターを務め、3期生では唯一の卒業生である大園桃子のための場所ではないでしょうか。歌詞には『君は一人じゃない がんばれ』と背中を押す言葉もあり、大園に向けた3期生からのエールだと推測するファンも多いようです。実際、MVの撮影中に涙してしまうメンバーが続出したとの話も伝わっています」(前出・アイドル誌ライター)

3期生11人が歌う「僕が手を叩く方へ」。MVのサムネイルより。

 このように3期生の歴史をなぞったかのような演出が光る今回のMV。その映像に一カ所、謎が残る部分もあるという。

「メンバーが手にする台本には『THIRD WIND』と書かれているのに対して、終盤に映し出されるポスターさながらのシーンでは『THERD WIND』となっているのです。THERDはTHIRDのミススペルとして散見されますが、よもや乃木坂46のMVでそんな間違いが見過ごされるはずもなく、なんらかの意図がありそうなもの。ネット上ではファンそれぞれが考察を披露しており、《みんなの真ん中に「HER(彼女)=大園」がいるということでは?》などと盛り上がっています」(芸能ライター)

 ほかにもMVの冒頭では、メンバーの顔写真がプリントされたメンバー一覧のような紙が映し出される場面があり、劇団名とメンバー一覧のあいだに何かを塗りつぶしたように見える箇所がある。もともと何と書かれているのかもよく見えないのだが、そういった演出にどんな意味が隠されているのか、謎解きのネタは尽きないようだ。

 ともあれ「僕が手を叩く方へ」が3期生の新たな代表曲となりそうなだけに、ライブでは大園にも届けとばかりに、ファンのクラップが鳴り響くことだろう。