山下美月、念願の朝ドラ出演を恩人に観てもらえない切実なワケ

 せめて録画でいいから、自分の活躍を見てもらいたいところだろう。

 乃木坂46の山下美月が朝ドラに初出演だ。放送中のNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」にて、10月24日放送の第16回から、ヒロイン岩倉舞(福原遥)の幼馴染にして親友の望月久留美役でレギュラー出演している。

 物語の舞台は町工場の街として知られる東大阪市。久留美役の山下は東京生まれだが、作中では流ちょうな大阪弁を披露している。撮影現場では埼玉生まれの福原と大阪弁で会話するようにしているそうで、乃木坂46のミート&グリート(オンライン特典会)でも「ありがとう↑」と大阪弁のアクセントで話していたりするそうだ。

「10月23日深夜放送の『乃木坂工事中』(テレビ東京系)で山下は『昨日までず~っと大阪にいて、大阪で撮ってて』と語り、番組収録のため東京に戻ってきたと説明。その多忙さにはMCのバナナマンも驚いていました。バナナマン設楽はあまり朝ドラに詳しくないらしく、相方の日村が放送時間について詳しく解説していましたね」(アイドル誌ライター)

 そのバナナマンは前進番組の「乃木坂って、どこ?」がスタートした2011年からMCを務めており、乃木坂46の“公式お兄ちゃん”という異名でも知られている。グループがまだ海のものとも山のものとも分からない時期からの付き合いであり、メンバーたちにとっては大恩人とも言うべき存在だ。

 それゆえ山下としても、自分が朝ドラで活躍している姿をぜひバナナマンの二人に見てもらいたいところだろう。今回の「乃木坂工事中」でも番組の冒頭で設楽が「ねえ山下、朝ドラ女優ね?」と振ると、山下が「やめてください、恥ずかしい…」とハニかみつつ、「主人公のお友達」と説明する場面があった。

バイト先の制服でもあるおそろいのラガーシャツで決めたヒロインの福原遥と親友役の山下美月。©NHK

 そこから朝ドラの話題が弾み、山下が「観てください、ぜひ」とお願いするも、設楽は「ちょっと俺は観れねえなあ」と答えていたのである。それは一体どうしたわけなのか?

「設楽は決してボケを繰り出したのではなく、仕事の都合で本当に朝ドラをリアルタイムでは観られないのです。というのも平日は情報番組『ノンストップ!』(フジテレビ系)でMCを務めており、9時50分からの生放送に向けて早い時間から準備に入っていますからね。情報番組のMCとして番組で取り上げる話題すべてをあらかじめ確認しておく必要がありますし、メイクや着替えなど本番前は息を付く暇もありません。それに加えてバナナマンとしてテレビとラジオ合わせて8本ものレギュラー番組を抱えていますから、昼の再放送をチェックする余裕もなさそうです」(前出・アイドル誌ライター)

 朝ドラおじさんを自認する日村は「一番いいのは土曜日に一気に観れるんで」とアドバイス。せめて一週間分の総集編だけでもいいので、山下としては設楽に自分の演技を観てもらいたいところだろう。