紅白歌合戦にback numberが落選も「特別枠での出場説」が根強いワケ!

 11月16日に「第73回NHK紅白歌合戦」の出場歌手が発表され、様々なアーティストの出場と落選が話題になるなか、人気バンドの「back number」が選出されなかったことに疑問の声が噴出しているようだ。

 そのback numberは下期のNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」にて主題歌の「アイラブユー」を担当しており、NHKへの貢献度は高いはず。意外にも紅白にはまだ出場歴がないことから、朝ドラ主題歌を担当する今年こそは初出場を果たすものと、ファンも期待を高めていたのである。

 その一方で上期の朝ドラ「ちむどんどん」にて主題歌の「燦燦」を担当した三浦大知は3年ぶり4回目の出場を果たすことに。明暗が分かれる結果となっている。

「一部のファンからは《朝ドラ2作品ともに主題歌アーティストが出場することはないという決まりなの?》との声もあがっています。ただ昨年の第72回では、上期の『おかえりモネ』で『なないろ』を歌ったBUMP OF CHICKENと、下期の『カムカムエヴリバディ』にて『アルデバラン』を歌唱したAIの両者が出場。過去10年の紅白でも朝ドラ主題歌アーティストが2組とも出場したケースは4回あり、決して珍しいことではありません」(音楽ライター)

 そうなるとファンのあいだでは<なぜback numberは出られないのか?>との声がますます高まってきそうなもの。ただ朝ドラと紅白歌合戦の関係性を鑑みるに、back numberも出場する可能性はかなり高いとの指摘もあるという。

 それは紅白で毎年の恒例となっている「朝ドラコラボ」の存在だ。昨年の第72回では「おかえりモネの舞台 気仙沼のいま」という映像が流されており、一昨年の第71回では「エール」のコラボ企画を実施。3年前の第70回では企画コーナーこそなかったものの、総合司会の内村光良が「なつぞら」の語りを担当しており、同作のヒロイン・広瀬すずと「スカーレット」のヒロイン戸田恵梨香がゲスト審査員を務めるなど、やはり朝ドラ尽くしだったのである。

今年の紅白歌合戦では「舞いあがれ!」ヒロインの福原遥にも出演の期待が高まるところだ。

「NHKとしては紅白に朝ドラを絡めないという選択肢はないはず。ただ今年上期の『ちむどんどん』は荒唐無稽な内容で猛批判にさらされ、“史上最低の朝ドラ”との悪評すら定着していました。それゆえ今年、朝ドラコラボをするとなれば下期の『舞いあがれ!』が対象になりそうです。その場合、back numberが特別枠で出場し、『アイラブユー』を披露するなかで五島列島のばらもん凧が登場したり、人力飛行機や東大阪の町工場にちなんだ演出が展開される可能性に期待できそうですね」(芸能ライター)

 ここはぜひ、back numberの出場でファンを「ばえ~!」と驚かせてもらいたいところだろう。