【舞いあがれ!】舞の恋バナは進展せず?大河内教官の「岩倉学生は慎重になり過ぎ」はフラグなのか!

 恋愛要素が入ってくるにせよ、すぐに進展することはなさそうだ。

 11月30日放送のNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」第43回では、ヒロインの岩倉舞(福原遥)が同期の柏木学生(目黒蓮)から「部屋に来い」と誘われることに。その場面にときめいた視聴者も少なくなかったという。

 旅客機のパイロットを目指して航空学校に入学した舞は現在、帯広のフライト課程で四苦八苦。とくに着陸の手順に苦しんでおり、なかなか思い通りの機体操作ができない状況にある。

 一方で父親がパイロット、母親がCAという航空エリートの柏木は、鬼教官の大河内(吉川晃司)から「自分を過信する人間」と評されるほどに自信満々。だが当初は他人に対して冷たいタイプだったものの、今週に入ってからは舞に対してぶっきらぼうな優しさを見せる場面も目立つようになり、微妙にキャラ変している様子だ。

「前日の第42回では、談話室で舞と吉田学生(醍醐虎汰朗)が楽しそうに話しているのを、ドアの外で立ち聞きしていた柏木。この場面に舞を巡っての三角関係が始まると感じた視聴者も多かったことでしょう。そして今回、柏木は舞に『着陸のイメトレ付き合ってやる』と一歩踏み出すことに。すると吉田は舞と柏木の両方に視線を送りながら、明らかに動揺した顔つきを見せていたのです」(テレビ誌ライター)

 いよいよ舞の恋バナが始まるのか。直後に放送された情報番組「あさイチ」(NHK)では、MCの博多華丸が恒例の朝ドラ受けで「乱気流ですね、恋のほうは」と指摘。視聴者も同じような想いを抱いていたことだろう。

柏木の部屋にて二人きりで着陸のイメトレを行っていた舞。トップ画像ともに©NHK

 果たして舞、柏木、そして吉田の恋模様はどう展開していくのか。そんな三角関係を巡って今回、気になるセリフが繰り出されていたというのである。

「着陸に苦しむ舞に、大河内教官は『岩倉学生は慎重になり過ぎて、一つ一つの操作が遅い』と指摘していました。その言葉が、舞の性格そのものを言い表していたようにも聞こえたのです。これから柏木と吉田による舞の取り合いが始まるなか、恋に対しても慎重すぎる舞が“男女交際”という滑走路に着陸する操作で一つ一つの対応に遅れを見せてしまい、二人を困惑させてしまう。大河内教官の指摘は、そんなフラグだったのではないでしょうか」(前出・テレビ誌ライター)

 舞は昭和61年(1986年)2月19日生まれで、作中では2007年4月まで時が進んでいるので、21歳となっている。普通なら恋の一つや二つは経験済みでもおかしくない年齢だが、本作ではここまで舞の色恋話は描かれてこなかった。

 それゆえ年齢のわりには恋に対して不器用なところもありそうなもの。慎重になり過ぎる性格が災いして、柏木と吉田への対応にも遅れが出てしまいそうだ。今回、二度目の着陸で「ゴーアラウンド」(着陸復行)を余儀なくされた場面に、そんな姿が象徴されていたのかもしれない。