山下美月ら3期生を上回った真の「乃木坂46ソングマスター」は誰だ!?

 乃木坂46の1期生と2期生が全員卒業すると決まったいま、最もグループ事情に詳しいのは誰なのか。なんとも意外な人物が浮上していたようだ。

 2月26日深夜放送の「乃木坂工事中」(テレビ東京系)では、前週に引き続いて「乃木坂46ソングマスター」を開催。250曲以上ある持ち歌を対象としたイントロクイズなどを早押しで行い、得点を競う内容となっていた。

 前半戦では今後のグループをけん引する3期生から、山下美月がトップに。NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」でも活躍する山下が、グループ内でも大きな存在感を示すのか。だが最終的には意外な人物がソングマスターの称号を手に入れたのである。

「通常のイントロクイズでは山下や賀喜遥香などセンター経験者が正解を連発。それが歌詞の一部だけを切り取ったクイズになると、金川紗耶や弓木奈於ら4期生が躍進です。一方で逆再生といった変化球では次期キャプテンを襲名した梅澤美波が異様な強さを発揮。ところが最後のヒントクイズではなんと、2問連続でMCのバナナマンが正解することに。これで勝敗の行方はまったく見えなくなりました」(アイドル誌ライター)

 ヒントクイズの1問目では、2つ目のヒントで林瑠奈が描いたイラストから、設楽が「ぐるぐるカーテン」を正解。2問目では最初に阪口珠美が「Yummy」(美味しい)とのヒントを出し、設楽が見事「三色パン」(正しくは「ファンタスティック3色パン」)を当てていた。

 この連続正解でポイントを稼いだバナナマンは山下を逆転し、見事、初代・乃木坂46ソングマスターの座をつかむことに。巨大なトロフィーがメンバーではなく、まさかのMCに手渡されるという事態になっていた。

記念すべき400回目の放送でもあった「乃木坂46ソングマスター」は公式YouTubeチャンネル「乃木坂配信中」で視聴可能だ。

「この結果にファンからは《流石に公式お兄ちゃん過ぎる》との声もあがることに。なにしろバナナマンは2011年10月にスタートした前身番組の『乃木坂って、どこ?』から、11年超に渡って冠番組のMCを務め続けていますからね。現役メンバーで最古参の1期生・秋元真夏でさえ、学業の関係で活動に合流したのは2012年以降ですから、番組の出演者で最も乃木坂46の歴史に触れてきたのは、誰あろうバナナマンなのです」(前出・テレビ誌ライター)

 しかもバナナマンは番組MCに留まらず、乃木坂46のコンサートをしょっちゅう観覧し、時には現場カメラマンを務めるなどグループの活動を間近で見続けてきた。今回の番組でも披露されたように楽曲にも詳しく、どの曲で誰がセンターやフロントメンバーなのかも熟知。メンバー本人たちと同じ目線で会話ができるという、アイドル番組の芸人MCとして鑑と呼べる存在なのでもある。

 それゆえ乃木坂ファンからの支持も高く、ライブやイベントではバナナマンの登場に声援がかかるほど。今回のソングマスター企画でも、バナナマンが優勝したことに不満の声はほとんどなく、ファンからの信頼度が示される形となっていた。

 そんなMCとメンバーたちの関係が、今後も「乃木坂工事中」で繰り広げられることを、ファンも期待しているに違いないだろう。