身に覚えのある男子は、いますぐ態度を改めるべし? ドラマ「ハコヅメ ~たたかう!交番女子~」(日本テレビ系)で西野七瀬が発したクレームは、全男子が心に留めるべきだという。
9月1日放送の第7話では、町山警察署内で刑事課の牧高美和(西野)が、ペアを組む鈴木(渕野右登)からいきなり謝罪される場面があった。
前触れもなく「あの、僕なにかしましたよね」と切り出す鈴木。牧高が「え、なんで?」と理由を聞くと、「だって牧高さん、ずっど怒っているから」という。その言葉に「いや別に」と牧高は困惑するも、鈴木は一方的に「ごめんなさい! 以後気をつけますんで」と頭を下げ、その場を立ち去ったのだった。
「男子校出身の鈴木は、女子の表情から感情を読み取るのが苦手な様子。それどころから過剰に気を遣ってしまい、牧高は『張り込みのときめちゃくちゃ距離取るし、黙ってると怒ってるって思われる』と困惑していました。牧高のほうも女子校出身ゆえに男性には慣れていないものの、鈴木以外の男性警察官とは問題なくやっています。それゆえ鈴木の女性に不慣れすぎる姿が余計、いら立ちの原因になるようです」(女性誌ライター)
そんな鈴木の言動や態度は、同僚女性や同級生女子とのコミュニケーションに悩む男子たちにとって、格好の反面教師になるという。
「張り込みという共同作業で距離を取るのは、相手にしてみれば『自分は避けられている』と感じてしまうもの。鈴木はおそらく、女性とむやみに身体距離を詰めてはいけないとの考えなのでしょうが、業務上必要なのであれば女性側は別に気にしないものです。あと『怒ってます?』と相手の感情を勝手に先読みするのも、むしろ女性をイラつかせる要素。鈴木のように勝手に謝って去っていくというのは最悪の行動であり、相手が怒っていると思ったらまず、その原因を訊ねるべきでしょう」(前出・女性誌ライター)
そんな鈴木予備軍の男子諸君には、ぜひ覚えておくといいことがあるという。
「女性と男性ではパーソナルスペースの広さが違うと言われています。男性は闘争本能が刺激されるのか前方には手を伸ばしても触れない程度の距離感が欲しいもの。一方で後ろ側はあまり気にせず、電車内のような混雑では背中が他人に密着していてもあまり気にしません。それに対して女性はもっと近い距離でも気に留めない一方で、横や背後にもパーソナルスペースを欲しがるもの。その違いを意識していれば、鈴木のような男性は女性との近すぎる距離にドギマギしなくても済みますし、背中側にも距離を開けるように配慮できるはずです」(前出・女性誌ライター)
ともあれ、鈴木のように「わからないんです、牧高さんのことが。女性刑事のことが」と愚痴を言っているだけでは何の解決にもならないことだけは確かなようだ。