【カムカム】オダジョーが演奏した“謎の曲”は、深津絵里との恋仲を暗示していた!

 るいとジョーはどんな関係になっていくのか? そのヒントが作中で演奏された曲に隠されていたという。

 深津絵里がヒロインの雉真るいを演じるNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」では、昨年12月28日放送の41回にてるいがジャズ喫茶を訪問。そこでステージに立つトランぺッターのジョー(オダギリジョー)と偶然の再会を果たしていた。

 そして1月5日放送の45回ではジョーの本名が大月錠一郎であることを知り、「何度も顔を合わせていたはずなのに、るいはこの時初めて錠一郎に出会った気がしました」とのナレーションが。視聴者としても二人がこれからどんな運命を歩んでいくのかが大いに気になったことだろう。

 そんな二人の出会いを巡り、一部の視聴者からはこんな疑問の声があがっていたという。

「るいがトランペットを吹くジョーに出くわした場面にて、視聴者からは『これって何の曲?』との声が続出していました。1月4日放送の44回では、ジャズ喫茶の上階に住むジョーの部屋にるいが洗濯物を届けた際、ジョーがルイ・アームストロングの演奏で知られる『日なたの道を』を吹いてみせる場面が。同曲はるいがまだ子供だった『安子編』でも何度となく流されていましたが、ジョーがジャズ喫茶で演奏していた曲はそれともまた別の曲だったため、視聴者も首をかしげていたのです」(テレビ誌ライター)

ジョーが演奏する場面を初めて目にしたるい。ここで吹いていた曲名に大きな意味があった。ドラマ「カムカムエヴリバディ」公式ツイッター(@asadora_bk_nhk)より。

 そんな“曲名不明”の楽曲が、実はるいとジョーの今後を暗示するという、重要な役目を担っていたというのである。

「ジョーが吹いていたのは『カムカムエヴリバディ』用に作られたオリジナル・サウンドトラック内の一曲。だからジャズ好きでも何の曲か分からなかったのは無理もありません。その曲名はズバリ『始まりはいつも愛(丈とるい)』というもの。すなわちジョーとるいがここから愛を育んでいくであろうことを、出会いの瞬間から演出していたワケです」(前出・テレビ誌ライター)

 同曲を収録した「オリジナル・サウンドトラック ジャズ・コレクション」は12月8日にリリース済み。音楽配信サイト等で試聴もできるので、ぜひ確認してみてはいかがだろうか。

劇伴曲を収録した「連続テレビ小説「カムカムエブリバディ」オリジナル・サウンドトラック ジャズ・コレクション」