その光景には「何やってんだよ!」との罵声が飛んだのも当然だったことだろう。
8月7日深夜に放送された「乃木坂工事中」(テレビ東京系)では、「5期生スポーツ女王No.1決定戦」の後半を実施。その決着がついたのちにスタジオでは、5期生と先輩メンバーが「ひっくり返しバトル」で対戦することになった。ここでまさかの“寝返り”行為が発覚したという。
チーム対抗で行われた「ひっくり返しバトル」は、両面がそれぞれ赤と青に塗られた円盤を、自チームの色にどんどんひっくり返していくというゲーム。素早さとフットワークが求められるほか、しゃがみこんでひっくり返す必要があることから足腰の強靭さも問われるという、見た目以上にハードな競技だ。
「1組目は5期生が五百城茉央と井上和のペア。前半に放送されたスポーツ女王No.1決定戦で2位と3位に輝いた実力派コンビです。対する先輩ペアは1期生の齋藤飛鳥と4期生の賀喜遥香という“複数回センター”ペア。アイドルとしての実績は先輩ペアがはるかに上回るものの、23歳と21歳の二人が17歳コンビの5期生に対抗できるのか、見ものとなりました」(アイドル誌ライター)
対決を前に井上は、スポーツ女王決定戦の時よりも丸が小さいから簡単だと豪語。対する先輩ペアは齋藤が「赤にすればいいんだよね?」とこころもとない様子だ。
いざ競技が始まると、ここでも齋藤は「待って! 私何色にするんだっけ!?」と混乱。齋藤と賀喜が同じ円盤に手を伸ばしてお見合いする場面もあり、その若さで低い姿勢を保ち続ける5期生の有利は見た目にも明らかだった。
ところが終わってみれば、結果は赤10枚vs青5枚で、先輩チームの圧勝。30秒間の死闘に倒れ込む齋藤に対し、井上は頭を抱えて立ちすくむという対比が印象的だった。しかしなぜ、若さで勝る5期生ペアが負けてしまったのだろうか。
「終盤まで大きくリードしていた5期生ペアですが、ラスト5秒前の段階から井上が急に、自チームの青を赤にひっくり返し始めたのです。井上は結局、4枚の青を赤に転換。それがなかったら赤6枚vs青9枚で、5期生ペアが圧勝していたはずでした」(前出・アイドル誌ライター)
思わぬミスに、その場で土下座して謝る井上。彼女の動きを振り返ると、終盤に同じ円盤を五百城と取り合う形になり、五百城が青にひっくり返したものの、井上は赤に戻そうとしていた。その際に一瞬の迷いがあり、その場では青をキープしたものの、そこからは次々と自分たちの青を赤にひっくり返し続けていたのである。
バナナマン日村から「分かんなくなっちゃったの?」と問われた井上は、「前回、赤グループだったので」と主張。たしかに5期生スポーツ女王決定戦では赤チームだったが、先輩ペアとの対戦では終盤までちゃんと青チームとして振る舞っていたはずだ。
そんな井上に対してファンからは<まさかの寝返り!>という声に加えて、<そういったポンコツ要素もアイドルには必要>と評する声もあがることに。果たして先輩側への寝返りか、それとも単なるポンコツなのか。今後の活動を通じて、その真相が明らかになっていくのかもしれない。
※トップ画像は「乃木坂46」公式ツイッター(@nogizaka46)より。