人気女子アナの告白に「私と一緒だ!」と思った視聴者も少なくなかったようだ。
4月3日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)にて、同局の渡邊渚アナが実家に入れている家賃について語る場面があった。番組では4月1日から18歳に引き下げられた成人年齢がテーマに。その流れで渡邊アナが「親に携帯代、払ってもらってる身なので」と告白すると、スタジオの共演者からは「ウソやん!」と驚きの声が続出だ。
意外な反応に驚いたのか、慌てた様子で「一応、家賃とか生活費収めてるんですけど」と釈明する渡邊アナ。松本人志が「何パーかを? 半分は入れてないもんね?」と訊ねると、父親からはフジテレビの8チャンネルにちなんだ8万円と言われるも、交渉して6万5000円に下げてもらったとの経緯を明かしていた。
一方で携帯電話料金については「まだやったことないので」と、支払い経験がないことを説明。東野幸治から月々の携帯料金について訊かれると「分かんないです。いくらしてるのか分かってなくて。全然知らないんですよね」と答えていたのである。
「スタジオ出演者はもちろん、視聴者のあいだからも24歳の渡邊アナが自分の携帯電話料金を未だに親に負担してもらっていることに驚きの声が続出しました。しかし一方では《私も親に払ってもらっている》という声も少なからずあがっていたのです」(女性誌ライター)
松本や東野といった昭和世代にとっては、成人した子供の携帯料金を親が支払うことは理解しづらいところだろう。だが実際には、そういう家庭はまったくもって珍しくないという。その理由は、携帯電話の契約形態にあるというのだ。
「現代では中高生のうちからスマホを持つのが当たり前。その場合、子供の携帯電話は必然的に親の名義で契約することになります。やがて子供が成人しても自動的に子供の名義に代わることはなく、譲渡手続きをしない限り名義は親のまま。社会人になっても携帯電話料金を親が払い続けている例は決して渡邊アナに限ったことではないのです」(前出・女性誌ライター)
しかも家庭によってはあえて、携帯電話を親名義のままにしておくところも珍しくないようだ。
「いまや携帯電話はライフラインの一つであり、その重要性を鑑みて、家族の携帯電話は親の名義にまとめておくという家庭は少なくありません。また譲渡手続きするためには個人情報の提出が必要となることから、渡邊アナのように娘の携帯電話では、あえて譲渡手続きをしないケースも珍しくないのです。これと似た例では娘に個人名義のクレジットカードを作らせず、家族カードだけを持たせるという家庭も多いですね」(前出・女性誌ライター)
渡邊アナのような著名人だと、親としても娘の個人情報を提出することにはより慎重になるもの。彼女の携帯電話が親名義なのも、女子アナとしてはある意味当然のことなのかもしれない。