乃木坂46・賀喜遥香、番組ロケで見せた危険行為に「映しちゃいけないヤツ」の指摘!

 制作側はおそらく、その危険性に気づいていなかったのだろう。

 8月28日深夜放送の「乃木坂工事中」(テレビ東京系)では、乃木坂46のメンバーが神奈川・鷹取山にて人生初のロッククライミングに挑戦した。これはシングル発売時に恒例の「ヒット祈願」企画として行われたもの。

 今回は30thシングルの「好きというのはロックだぜ!」でセンターを務める賀喜遥香のほか、山下美月、佐藤楓、金川紗耶、弓木奈於が参加。ロケ日の8月8日は賀喜の誕生日当日で、ヒット祈願で誕生日をセルフ祝いする形となっていたようだ。

 舞台となった鷹取山は海抜139メートルと高さはそれほどでもないものの、凝灰岩が建築資材として利用されていたことから、山体の各地には文字通りの切り立つ壁が林立。関東屈指のロッククライミングスポットとして人気を集めている。

 5人は練習として、5メートルの高さに挑戦。まずは金川が挑戦し、「無理かも!」など叫びつつ登頂に成功。一番手として「途中から傾斜が激しくて、直角って感じだった」といった感想を他の4人に伝えていた。

「賀喜から『高さ、大丈夫だった?』と問われた金川は『下、見てない!』と即答。確かに下を見ると恐怖心が倍増するうえ、姿勢も崩れてしまうため、金川の対応は正解だったようです。二人目は体力に自信のない山下でしたが、体力の限界を感じるというわりには意外とスムーズに登攀成功。3人目の佐藤は『SASUKE』出演経験もあり、『意外に怖くないかも』と余裕のセリフをかましながら危なげなく登攀していました」(スポーツ系ライター)

乃木坂メンバーがロッククライミングに挑戦した様子はYouTubeチャンネル「乃木坂配信中」でチェック可能だ。

 4人目の弓木は「うわーっ、怖い怖い!」と絶叫しながらのクライミング。途中では「これって踏ん張りますか?」と謎の質問を繰り出し、メンバーから「漏らさないでね」とのツッコミが入るも、苦労しながらゴールに到達だ。

 そして最後の賀喜は、ガイドの方が「けっこうスイスイ行ってる」と感心するほどのスムーズな登りを披露。本人も「スゴい楽しい!」と口に出す余裕があり、山下が「速い!」と驚いたほどのスピードでフィニッシュしていた。

 このように5人全員が5メートルの登攀を成功させていたが、その途中にて、テレビで映すべきではない行為が明らかになっていたという。それは賀喜がすいすい登っていくシーンにあったというのだ。

「賀喜は岩肌に置いた手を滑らせるように両方いっぺんに持ち上げて、上の岩を掴んでいました。これはロッククライミングで基本中の基本である三点支持(三点確保)に反する動きであり、登攀中に両手を同時に離すのは絶対にやってはいけない行為だったのです」(前出・スポーツライター)

 今回は初心者が練習する岩場だったので、運動神経の良い人なら賀喜のように両手を離してしまいがち。しかしロッククライミング初挑戦のメンバーたちは、登ることよりも基本を身につけることのほうが大事なはずだ。

 もちろん賀喜としても何ら悪気があったわけではなく、ごく自然に両手を岩肌に滑らせていたのだろう。それは本人が後から反省すればいいことだが、さすがにテレビで「基本無視の悪い例」を放送してしまうのは、いかがなものか。次回の放送では三点支持の重要性を強くアピールいただきたいものだ。