福原遥「クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!」の内容に朝ドラファンが驚がく、そして納得の声が続出!

 えっ、こんな内容だったの? そんな戸惑いの声が日本中から聞こえていたようだ。

 放送中のNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」にてヒロインの岩倉舞を演じている福原遥。その福原が小5~中2の4年間にかけて主人公の柊まいん役を演じていた子供向け料理番組の「クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!」が10月22日に再放送された。その内容に驚く視聴者が続出していたという。

 今回は2010年に放送された「全国の料理」編から計4話を再放送。北海道、大阪、愛媛、そして長崎の4カ所を舞台としており、奇しくも「舞いあがれ!」の舞台である大阪と長崎が含まれているのは驚くべき偶然ではないだろうか。

 作中では当時小6の福原が歌って踊って料理を作るという八面六臂の大活躍。包丁を持つ手が多少ぎこちなく感じられたかもしれないが、それは本来左利きである福原が、作中ではあえて右手で包丁を握っているからだ。

「24歳の現在よりも幼いのは当然ながら、小学生にして完成されたビジュアルは良い意味で大人っぽく、現在の姿へと正常進化していることをまざまざと実感させてくれます。当時のまいんちゃん人気はすさまじく、夕方の放送時間には“まいんクラスタ”と呼ばれる大きなお友達が、ネット掲示板やmixiなどで番組の感想を言い合っていたもの。当時は小学生の福原こそが完全体だと信じるファンも多かったのですが、24歳の今も女優として1ミリの劣化もなく完璧に成長していることには驚きを隠せません」(芸能ライター)

 そんな再放送に、当時の放送を観ていなかった視聴者の多くが驚いていたという。それは幼いころの福原をメインにした料理番組かと思っていたら、実は放送時間の半分以上をアニメが占めていたからだ。10分間の配分は1分がオープニング、5分半がアニメパート、そして3分半が実写パートとなっており、なんと料理シーンよりもアニメのほうが長かったのである。

歌とダンス、演技にアフレコまであらゆる要素が詰まっていた「クッキンアイドル アイ!マイ!まいん」。歌ばかりを収録した「まいんのクッキン・ソング・コレクション」というDVDもリリースされていた。

 しかも実写パートでは料理が終わると、福原が週替わりの歌を披露。小学生タレントが毎週のように新しい歌を歌っていたことには驚かざるを得ないのではないだろうか。そんな特殊な構成の番組だからこそ、いまの福原があるというのだ。

「福原は女優としてドラマや映画で活躍しつつ、アニメでも『プリキュア』などの人気作品に出演し、今年もアニメ映画で主役を務めるなど一線級の活躍を見せています。それに加えて4枚のCDシングルをリリースしたアーティストでもあり、今年6月には1stアルバムの『ハルカカナタヘ』が発売されたばかり。このように3足のわらじを履く芸能生活を送れているのも、そのすべてで高いレベルが求められた『クッキンアイドル』の経験があってこそに違いありません」(前出・芸能ライター)

 子供のころに出演していた作品を「自分の原点」と語る芸能人は少なくないものの、福原の場合はまさに「クッキンアイドル」が原点であることは明らか。アニメパートの多さも、声優としての実力を4年間にわたって蓄えていくという貴重な場になっていたことは明らかだ。

 朝ドラの「舞いあがれ!」では声優やアーティストとしての実力を示すことはなさそうだが、なにより女優として一級品の演技力を示してくれるはず。それもやはり「クッキンアイドル」で培われたということが、今回の再放送であらためて実感できたのではないだろうか。